chirico

2019年3月27日2 分

当日パンフレット掲載原文を公開しました。

【「ライフ」当日パンフレット 掲載原文】

田舎に住んでいる高校生が都会に出る絶好の言い訳は大学進学です。
 

 
インターネットもスマホどころかガラケーもない時代に香川県で育った私は、高校生まで本や漫画で「ここではない場所」に憧れました。当時の夢は「ここから抜け出すこと」だったと思います。
 

 

 
念願を叶えて大阪に進学し、そこで演劇に出会いました。
 

 
いろいろあって5年前に香川に帰ってくることになりましたが、演劇関係の知り合いは皆無だったし、こんなところで演劇が出来るわけがないと思い込んでいました。
 

 
そんな私にとってノトススタジオがあったことはとてもラッキーでした。
 

 

 
自分で演劇を作ろうと決めてからはカルチャーショックの連続でした。
 

 
たいていの人は演劇と言ったら、劇団四季や宝塚のキラキラした舞台を思い浮かべます。
 

 
こんな狭いところで演劇?とびっくりされ続けました。私もびっくりしながらじたばたしていたら、ラッキーなことに演劇が出来るようになっていました。
 

 
でもまさかこの劇場でコキカルの作品が上演できるとは思っていませんでした。
 

 

 
「他人の常識は他人の非常識、自分の常識は他人の非常識」
 

 
この感覚を持てなくなった時に、人は自分と違う誰かや何かに敬意を払えなくなると思います。
 

 
自分と誰かの時間が混じり合って一緒に時間をつくる。それは演劇の楽しさに通じるのではないかと思います。

変わらないことは強さではありません。
 

 

 
今、コキカルは時間と命って等価じゃないかなと感じています。
 

 
その限り有る時間を与えてくださった方々がいつ観にきても大丈夫なように、作品を作り続けようと思います。

もちろん同じく今、分け与えてくださっている観客の皆様のために。
 

 
これまでも、そして、これからも。
 

 
All for Love&Happy "LIFE".
 

 

 
コキカル 主宰 桐子カヲル

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